「公助は、必ず来てくれると限らない」 豪雨被災地で広がる自主支援

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黒田陸離 原口晋也
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 6日で4年となる西日本豪雨の被災地では、地域の住民自身が支援を担う動きが生まれている。人々が集う「器」ができ、コミュニティーが広がりつつある。

 「こんなにたくさん料理するの、久しぶりねえ」

 6月下旬、広島県坂町の小屋浦地区にある復興住宅の集会所。毎月恒例になった交流会で、15人ほどの住民がそばや天ぷらをつくっていた。にぎやかな雰囲気に誘われ、隣の団地の人たちも輪に加わった。

 「新しく来てくれる人が増えているんです」と交流会を運営するNPO法人「SKY協働センター」代表の大迫雅俊さん(62)。

 4年前、土石流に見舞われた坂町では20人が死亡、1300戸近くが全半壊した。被害が集中したのが小屋浦地区だった。

 大迫さんも被災した一人だ。切れた電線が自宅の屋根を砕き、家の中は水に浸った。幸い自分の家は修繕できたが、自宅に戻れない人も多く、声をかけづらくなった。地域に「溝」ができたようだった。

 転機は、被災から約1年後…

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