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なじみの居酒屋、いつもの席へ ALS患者の外出大作戦、支えたプロ

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浜田陽太郎
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現場へ! 地域医療の最前線で③

 それは、ちょっとした「奇跡」のように見えた。

 人工呼吸器をつけたALS(筋萎縮性側索硬化症)のKさん(70代)は、ちょっとぐらつきながらも、ベッドサイドに立ち上がった。

 大分市の旧佐賀関町内にある「ナーシングホーム輝(ひかり)」。社会医療法人関愛会が運営する有料老人ホームである。

 治療は終わったが、引き続き医療的ケアが必要――。そんな住民が暮らせる場として2015年に設立した。「病院のベッドは増やさない」という国の政策に沿いつつ、地域のニーズに応じた取り組みといえる。

 Kさんが「輝」に入居したのは、立ち上がる1カ月前の昨年10月。気管切開をした大病院から救急車で運ばれてきた時は、目を開けることすらしんどそうだった。

 入居者22人のうち人工呼吸

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