「犬の散歩のたびに胸が苦しい」 豪雨から4年、倉敷・真備のいま

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原口晋也
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 平成最悪の水害といわれた西日本豪雨も、4年の歳月を経て住宅の復旧は着々と進む。だが、多くの犠牲者を出した岡山県倉敷市の真備町からは「被災してすべてが変わった」との声も漏れる。街並みが戻っても、「あの日」の前の笑顔や会話を取り戻せない人たちは少なくない。

 真備町は高さ5メートルの濁流にのみ込まれ、全9千世帯のうち6割以上が被害を受けた。この災害で51人が命を落とし、関連死を含めれば70人超に上る。

 豪雨から6日で4年。もう、仮設住宅で暮らす人は70人ほどになった。町内には真新しい家が立ち並ぶ。ところどころに「売地」の看板もあり、さながら新興住宅街のようだ。

 浸水で家屋の8割が全半壊した地区も閑静な住宅街に戻った。だが、そこに住む男性(79)は、庭越しに隣家を見やりながら漏らした。「苦しいです」

 豪雨に襲われる前、近隣の3…

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