大阪桐蔭に勝つために 悩んで決断した、体重増加順の選手起用

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岡純太郎
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 7月9日に開幕する第104回全国高校野球選手権大阪大会では「打倒・大阪桐蔭」を掲げるチームが多い。昨夏の準決勝で大阪桐蔭に惜敗し、この夏も同じブロックに入ったチームがある。勝利を目指すために最優先したのが、体を大きくすること。体重を増やした人は試合に出られる――。そんな目標設定で食べまくって体を鍛えた。

 6月下旬、日も少し傾いてきた関大北陽(大阪市東淀川区)のグラウンド。全体練習が終わった午後6時半ごろ、おにぎりがたくさん並んだお盆が準備されると、部員たちがぱくりとほおばり、ティー打撃や捕球など個人練習に向かった。

 関大北陽は春夏計14回の甲子園出場を誇る強豪。昨夏の大阪大会準決勝では、大阪桐蔭を相手に、延長十四回の激闘を繰り広げた。

 ただ、新チーム結成直後の秋季府予選は1回戦負け。西川翼主将(3年)は「結果を受け入れられなかった」。一方の大阪桐蔭は公式戦無敗のまま、今年春の選抜大会を制した。

 どうすれば勝てるのか。これまで以上に力を入れたのが、数年前から取り組み始めた「食トレーニング」だった。

技術の受け皿になる体づくりを

 辻本忠監督(45)によると、今年のチームは例年より体格が大きくなく、試合経験も少ない。「技術や体力の受け皿となる体づくりが特に重要」と考えた。

 そこで、体重の増加量をチーム内で競わせることにした。練習試合前日になるとグラウンド脇の食堂に体重計を置き、全員の体重を計測。増加のランキング表を食堂に張り出した。

 そして初の試みとして、ランキング上位の部員から春の練習試合で優先的に起用する、と明言した。

 「体重だけに絞るのは賛否両論あると思ったが、明確な目標を選手に持って欲しかった」。辻本監督にとっては悩んだ決断だった。

 とはいえ、たくさん食べる部…

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