5日経っても燃え続けた倉庫、ようやく鎮火 一時住民に節水呼びかけ

古源盛一、平畑玄洋、谷口哲雄
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 茨城県阿見町の阿見東部工業団地にある物流倉庫で6月30日に発生した火災が5日夕、鎮火した。消火作業が長期化し、町が住民に節水を呼びかける事態になっていた。

 出火したのは、食品物流会社「SBSフレック」(本社・東京)の阿見第二物流センター内にある鉄骨平屋の倉庫(約7300平方メートル)。冷凍・冷蔵食品などを保管しており、6月に稼働したばかりだった。

 稲敷広域消防本部によると、6月30日午後6時50分ごろ、倉庫内のウレタン樹脂がくすぶっていると通報があった。その後、一気に倉庫内に火が燃え広がったという。同消防本部は、室内にたまった可燃性ガスが爆発的に燃え広がる「フラッシュオーバー現象」が起きたとみている。

 倉庫は外壁と内壁の間にウレタンの断熱材を挟む構造になっており、それが内部でくすぶり続けた。建物の高さは約20メートルで、22台の消防車で消火活動をした日もあったが、当初は地上からの放水が届かないこともあった。このため、外壁を重機で壊し、5日朝から屋内で放水していた。

 消火活動に大量の水が使われた影響で、通常は池底から8メートル前後に保たれている町内の配水池の水位が、一時は4メートルまで低下した。これを受け、同町は2日から、ホームページや町民向けのメールで節水への協力を呼び掛けていた。上下水道課によると、5日現在、水位はおおむね回復したという。(古源盛一、平畑玄洋、谷口哲雄)