台湾パイン、初めて鹿児島港に 鮮度よく甘み強く「交流深まれば」

野崎健太
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 台湾産のパイナップルが初めて鹿児島港に陸揚げされ、民間交流を担う台湾僑務委員会の山田怡如(いじょ)・僑務顧問(56)=鹿児島市=が5日、県庁を訪れ、塩田康一知事に1箱を贈った。県と産地の台湾・屛東県はともに農業県であることなどから交流を始めており、友好の記念として贈られた。

 台湾産のパイナップルは殺菌や害虫駆除のための燻蒸(くんじょう)倉庫がある福岡や神戸、横浜などの港で陸揚げされ国内に流通するのが一般的。今回は台湾・高雄港と鹿児島港を結ぶ定期船の物流を促進しようと、輸入が計画された。屛東県産のパイナップル約6トンは、定期船が経由する那覇港でいったん陸揚げされて燻蒸処理が施され、別の船で6月28日に鹿児島港に到着した。

 山田さんによると、パイナップルは鮮度が高いほど甘みが強いため、鹿児島港を使うことで、よりおいしい状態で県民に届けられるという。「これをきっかけに交流がさらに深まれば」と語った。(野崎健太)