市立図書館、ルームキーで本貸します 隣接ホテルでゆったり時間を

中島健
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 宮崎県都城市は、市立図書館に隣接する民間の複合施設「TERRASTA(テラスタ)」のホテルのルームキーで、図書館の蔵書を貸し出すサービスを7月29日から始めると発表した。市教委によると、公立図書館では全国初のサービスという。宿泊者に本を読みながらゆったりと時間を過ごしてもらうとともに、施設が立地する中心市街地の活性化に役立つと期待している。

 市教委生涯学習課によると、「ホテルTERRASTA」を図書館の利用者として団体登録。93の客室ごとに番号を割り振っており、宿泊者は市立図書館の貸し出しカウンターで職員に部屋の鍵を示せば、名前や連絡先も不要で本を借りることができる。

 返却は、チェックアウトの際にホテルのフロントに渡せばOK。図書館は市民以外でも利用カードの登録ができるため、延長して借りたい場合は、個人で利用者登録をする必要がある。

 市立図書館は、閉店した老舗百貨店「都城大丸」の一部施設を改築して、2018年4月に開館。約33万冊の蔵書がある。一帯に整備された中核施設には今年6月までに延べ600万人が来館した。テラスタは、中核施設に隣接して今年4月にオープンした。池田宜永市長は「ホテルの付加価値が高まることで、中心市街地を訪れる人も増えると期待している」と話している。(中島健)