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上海ロックダウンは終わったのか? ウルトラマンの気持ちになった私

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上海=井上亮
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 中国・上海市で3月末からの約2カ月続いた都市封鎖ロックダウン)が、6月1日に解除されて1カ月余りが過ぎた。市内では先月末、店内での飲食が再開するなど、解除後も残っていた制限が緩和されつつある。ただ、手放しでは喜べない。市政府の理論では、元々ロックダウンは「なかった」という。だとすれば、上海はいつ「あの2カ月」に戻ってもおかしくない。なんともすっきりしないロックダウン「後」の体験を報告したい。

 「今日はPCR受けた?」「これから受けにいくところだよ」

 上海では、こんな会話があいさつ代わりになっている。記者も2日に1回PCR検査を受けるのが習慣となった。

 地下鉄やバスに乗るとき、会社のあるオフィスビルに入るとき、買い物でスーパーやコンビニに入るとき、様々な場面で72時間以内の陰性証明をスマホで提示する必要があるからだ。

「潔白」を証明し続けなければならない日常

 常に「潔白」を証明しなければならない生活が、もはや市民の新たな日常になっている。

 72時間だから、一度受ければ3日間は有効になる。ならば3日に1回受ければよさそうだが、検査結果がスマホに反映されるまで半日程度かかることもある。

 期限切れになる心配をしない…

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    坂尻信義
    (朝日新聞編集委員=国際政治)
    2022年7月7日17時28分 投稿
    【視点】

    上海に駐在する知り合いの日本人テレビ記者は、ロックダウンの期間中、暮らしているアパートの自室から、冷蔵庫のなかの在庫の変遷や食料の配給状況を伝えるなど、興味深いレポートを中継で何度も発信していました。彼にメールで「大変ですね」とねぎらったら

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