全国旅行支援「7月前半に判断」 木原副長官「感染は全国的に上昇」

阿部彰芳
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 木原誠二官房副長官は6日の記者会見で、政府が検討している観光支援策「全国旅行支援」の実施について、「7月前半中に適切に判断をしていきたい」と述べた。岸田文雄首相は、6月中の感染状況を見て改善が確認できれば、「7月前半から実施する」と表明していたが、後退した形だ。新型コロナの感染が広がっていることから、実施は不透明になっている。

 直近の感染状況について、木原氏は「全国的に上昇傾向に転じていると認識している」と説明した。全国の感染者数の1週間平均は5日時点で前週の1・56倍になった。「第7波」の認識については「今後、感染者数の増加も懸念され、注視が必要な状況にあると認識している」と述べた。

 その上で、「新規感染者数、病床使用率、療養者数、死亡者数などの動向を含め、引き続き総合的に見極めた上で、7月前半中に適切に判断をしていきたい」と述べた。

 全国旅行支援は、都道府県ごとに実施している「県民割」の旅行先を全国に広げるもの。2020年に実施された大型支援策「Go To トラベル」に近い水準の額が補助される。(阿部彰芳)