公明党・山口那津男代表(発言録)
日本の安全保障は大丈夫か。ウクライナのことを見ると、このアジアだってうかうかしていられない。そう思う国民のみなさんは多い。どこが大事か、どこに足りないところがあるか。これを点検し、必要なところにしっかり手を打っていきたい。
自衛力、防衛力を高めることは必要だが、いろいろな国々と最終的には対話、外交の力で解決していかなければならない。相手を信頼せず、自分の力だけを増す。相手も同じことをやれば、どんどんどんどん軍備が拡張して、最後は緊張が途切れ、その武力を使い出したら大変なことになる。だからこそ、ものごとは対話で解決する。
口ばかりでなんにもやっていない人が「安全保障だ」「防衛だ」と語っているが、そうではない。(公明党が)体を張って、命がけで、この外交の最前線、防衛の最前線で頑張っていく。(埼玉県新座市の街頭演説で)
- 【視点】
山口氏が批判する「口ばかりでなんにもやってない人」というのは誰のことか……。20数年政治記者をやってきて言えるのは、中国、韓国、北朝鮮といった一衣帯水の隣国と対話して「弱腰」と批判されることを恐れ、日米同盟強化を唯一の処方箋のように語る国会