大阪公立大学などの研究チームは、唾液(だえき)の中に含まれるたんぱく質に、新型コロナウイルスの感染を妨げる効果があることを突きとめたと発表した。お年寄りは唾液量が減るため、発症しやすさや、結果的に症状が重くなる一因にもなっている可能性があるという。
新型コロナは、ウイルス表面のスパイクたんぱく質が、口内の細胞を含む、ヒトの細胞表面にある「ACE2」と呼ばれる受容体と結合することで感染する。
大公大の吉里勝利特任教授(合成生物学)、松原三佐子准教授(細胞分子生物学)らのチームは、唾液の分泌量が多い子どもほど症状が軽い傾向があることに着目。健康な20~70代の7人の唾液を使って、ウイルスのたんぱく質と受容体の結合に変化が現れるかを調べた。
その結果、普通の生理食塩水…
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