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医療的ケア児等支援センター、山大付属病院に 支援をワンストップで

坂田達郎
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 胃ろうやたんの吸引、人工呼吸器などが日常的に必要な子どもや家族を支える「山形県医療的ケア児等支援センター」が山形大医学部付属病院(山形市)に設置された。通院・通学時の支援、対応できる人材の養成など課題解決に向けた総合的な窓口となる。

 医療技術の進歩に伴い、自宅での医療的行為などが必要な医療的ケア児は年々増加しており、県内では昨年9月現在で145人いる。同月施行の支援法が都道府県にセンター設置を求めており、県が運営を同病院に委託した。

 開所は1日。「相談・支援」「人材養成」「情報集約・共有」を三本柱に取り組み、兼任の医師1人、専任の社会福祉士と事務員の計3人体制。18歳以上で引き続き医療的ケアが必要な人にも対応する。

 支援センターの医師となる同病院小児科の中村和幸助教は「通院・通学の車の運転など家族の負担は大きく、離職を余儀なくされる人もいる。医療的ケア児らの全数把握と災害時の個別支援計画の作成も重要だ」と指摘する。「通所施設や家庭、学校など地域にも足を運び、お子さんを中心にしてみんなで対応を考えていきたい」と話す。

 同病院の地域医療連携センターの一角に置かれ、開所時間は平日午前8時半~午後5時。来所や電話(023・628・5533)、メール(mccsc-yamagata@mws1.id.yamagata-u.ac.jpメールする)で相談できる。開設予定の専用ホームページからも相談できるようにする。(坂田達郎)