祇園祭の花は太陽の色 文月に、未生流笹岡の家元が生けるヒオウギ

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聞き手・向井大輔、写真・林敏行
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 京都を拠点とする華道「未生流笹岡」の三代家元、笹岡隆甫(りゅうほ)さんに毎月、旬の花を生けてもらう企画です。7月はヒオウギ。「祇園祭の花」とも言われる、その花の魅力を存分に語ってもらいます。

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 7月の京都は、祇園祭一色。今年は3年ぶりに山鉾(やまほこ)巡行も実施されます。

 祇園祭の花とされているのが、ヒオウギです。京都のお店や家には、この時期にヒオウギが飾られ、祇園祭の熱気に包まれます。大阪では、天神祭のときに飾りますから、夏祭りの花、厄除(やくよ)けの花ですね。

 扇状に広がる肉厚な葉の姿が、ヒノキの薄板で作った檜扇(ひおうぎ=ひな人形の女雛が持っている扇)に似ているところから、この名が付けられました。扇は末広がりでめでたく、涼感を呼ぶという意味でも喜ばれます。

 オレンジの花色もよいですね。ヒマワリもそうですが、暑い時期にこういう黄色やオレンジの明るい色合いの花を見ると元気が出ます。太陽の色とでも言うのでしょうか。

 今回は、味のある枝を2本選…

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