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催涙ガスが風に運ばれ児童70人体調不良 警察が近くで訓練中 南米

サンパウロ=軽部理人
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 南米アルゼンチンで5日、警察が訓練で使用した催涙ガスが近隣の学校に漏れて、児童ら70人が体調不良で医療処置を受ける騒ぎがあった。学校は「子どもたちを危険に陥れる行為だ」と警察を非難している。

 事故は5日午前、アルゼンチン南部ネウケン州の学校で起きた。朝日新聞の取材に応じた学校関係者の男性によると、当時休憩中で屋外にいた4~5年生の男女が次々と、目やのどの痛みを訴えた。中には「息ができない」と訴えたり吐いたりする児童もいたという。児童らは医者の処置を受け、重症者はいなかった。

 その後学校が調べたところ、道を挟んで50メートルほど離れた場所にある警察署で、警察が催涙ガスを使った訓練をしていたことが判明。警察は地元メディアの取材に対して「催涙ガスを使った訓練は日常的に行っており、施設内での使用に限定していた。だが少量が漏れて風に運ばれ、学校に届いたのかもしれない」と応じた。

 学校は現在、換気をするため閉校中だという。(サンパウロ=軽部理人