山口組「直参」組長ら、松葉会本部に火炎瓶投げた疑い 縄張り争いか

高嶋将之
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 指定暴力団松葉会の総本部事務所(東京都台東区)に火炎瓶を投げつけたとして、警視庁は、指定暴力団山口組系組長の男(61)=東京都足立区=ら3人を非現住建造物等放火未遂と火炎瓶処罰法違反の疑いで逮捕し、7日発表した。男は「直参」と呼ばれる山口組2次団体トップ。同庁は3人の認否を明らかにしていない。

 暴力団対策課によると、3人は2020年1月25日午前6時25分ごろ、台東区西浅草2丁目の松葉会の総本部事務所で、1階のシャッター付近に火を付けた火炎瓶を投げ、事務所に放火しようとした事件の実行や計画に関わった疑いがある。シャッターの一部と外壁が焦げたが、けが人はいなかった。

 男が組長を務める組織が19年ごろ、静岡県内から足立区内に事務所を移転したことをきっかけに、縄張りをめぐって松葉会と対立。事件8日前には、松葉会系組員が男の組事務所にトラックで衝突した事件も起きていた。同課は、この報復として3人が事務所への放火を計画したとみている。(高嶋将之)