割れた窓ガラス、下には銃弾のようなもの 銃声響いた米軍基地で何が

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 7日に銃弾のようなものが見つかった沖縄県金武町の民家周辺では、米軍の訓練の銃声とみられる音が頻繁に聞かれていた。県警は隣接する米海兵隊基地「キャンプ・ハンセン」からの流れ弾の可能性もあるとみて、捜査を始めた。

 県警によると、銃弾のようなものの長さは約5センチ、直径約1センチ。窓ガラスに拳1個分ほどの損傷があり、銃弾とみられるものは、その窓ガラスのあるドアの下枠に落ちていた。家人の男性が6日午後10~11時ごろにガラスが割れているのに気づき、7日午前11時ごろ、銃弾のようなものが落ちているのを見つけた。

 被害が確認された住宅のすぐ近くに住む金城成次さん(82)は7日午前8時ごろに農作業をしている時、キャンプ・ハンセンがある方向から「バンバン」と銃声のような音が聞こえたという。金城さんは「今回も米軍の銃弾ならとても恐ろしい。住民の命が脅かされ続けている」と語った。

 銃弾のようなものが見つかった民家から徒歩数分ほどのところに住む女性(59)によると、7日午後8時半ごろにも「バババババ」という銃の連射音のような音が聞こえた。ここ数日は同様に耳にしているといい、「今年は復帰50年なのに、沖縄がどんなに言っても何も変わらないのかと思う」と嘆いた。

「過去にも流れ弾の事件があった」

 近くの土木会社で働く女性(49)は普段、小学生の子どもを車で送迎する際、現場周辺を通る。「きょうも朝通ったばかり。すごく不安になった」

 同じ地区内に住む50代の女性は「過去にも流れ弾の事件があったのに、驚いた」。7日も夜まで、演習場の方面から銃声のような音が聞こえたといい、「こんなことがあったのに、まだ演習をしているなんて。どうなっているのか」

 女性によると、最近は銃声のような音が常態化していて「おかしなことだけれど、気にもとめなくなっていた」という。いつ演習があるかを知らされたことはなく、早朝や夜間に音が聞こえることもあった。