「国民を誤った方に導いた」 辞任の英首相、歴史にどう記録される?

有料会員記事ウクライナ情勢

聞き手・杉崎慎弥
[PR]

 英国のジョンソン首相が7日、辞任を表明しました。英国の欧州連合(EU)離脱を主導してきたジョンソン氏の辞任劇の背景とは? 現在、英国で研究活動をし、ケンブリッジ大学訪問研究員でもある、慶応大学の細谷雄一教授に聞きました。

――なぜジョンソン氏は今、辞任することになったのでしょうか?

 まず、コロナ禍の中でロックダウン時に首相官邸でパーティーを開いていたという疑惑で国民の支持を完全に失ったということです。ジョンソン氏は元々、選挙の顔として保守党が利用したという側面があったのですが、党内で信頼のあつい政治家だったわけではありません。局面ごとに政治的な立ち位置もコロコロ変える政治家と見られていました。

 その首相が国民的な人気を失った時点で、保守党にとっては賞味期限切れとなって利用価値はなくなったということなのでしょう。実際、支持率も20%台にまで低下していました。スナック財務相らの離反がきっかけとなって、ジョンソン氏の辞任につながりました。ただ、これは自らやってきた行為が招いたという側面もあります。

自業自得が招いた辞任

――どういうことでしょうか?

 ジョンソン氏はロンドン市長…

この記事は有料会員記事です。残り1351文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら