ジョンソン首相、辞めるタイミングはいつ? 有力な後任候補は複数

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 英国のジョンソン首相は7日昼過ぎ、官邸前で辞任表明の会見を行った。「党の意思で新たな党首が望まれており、つまり、新たな首相が誕生する」と切り出し、引責の色は出さなかった。ここ数日、辞任を拒んだ理由は「就任時に託された仕事を全うする義務があると感じたからだ」と説明した。

 辞任表明を受け、保守党はこの日から次の党首選びに着手する。週明けに日程が発表される見通しだ。一部報道によると、ジョンソン氏は秋まで首相職にとどまる意向を示しているとされる。

 だが、人心が一度離れたジョンソン氏に国政をいつまで担わせるかは、党内でも議論になるとみられる。野党・労働党のスターマー党首は「自党に降ろされた人間が数カ月とどまるなどありえない」と反発し、「保守党が排除しないなら、国民のために不信任決議を申し立てる」と牽制(けんせい)した。

 過去の例では、党首選は数週間にわたり行われる可能性が高い。コロナ下の経済を支えたスナック前財務相や、ワクチン普及に尽力したジャビド前保健相のほか、欧州連合(EU)離脱後に日本などとの経済協定をまとめたトラス外相、ウクライナへの軍事支援を主導するウォレス国防相らが有力候補とみられている。