インドネシア・バリ島に集まった主要20カ国・地域(G20)の外相らは8日、深刻化する食糧・エネルギー危機などの対応を話し合う。米国や日本など主要7カ国(G7)は先月末、ウクライナに侵攻したロシアへの対抗で結束を確認したばかりだが、G20の枠組みでは立場の異なる国々の間で難しいかじ取りを迫られる。
「ロシアはウクライナだけでなく、世界中の何百万人もの人々に甚大な被害をもたらした。G20の国々は、ロシアに説明責任を負わせるべきだ」。米国務省高官は、世界の食料危機をめぐってこう指摘する。
今回の外相会合の焦点の一つは、世界的な食糧不足の問題だ。ロシアは黒海を封鎖し、ウクライナからの穀物輸出が滞っている。ブリンケン米国務長官は各国に、この問題への対応に協力を求めるとみられる。
6月末に開かれたG7や北大…
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