延期になった100歳のお披露目会 よみがえる群馬の森林鉄道

星井麻紀
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 山林から木材を運び出し、日本の近代化を担った森林鉄道。その象徴的存在とも言われる「ボールドウィン置戸3号機」の製造100年を祝うイベントが24日、車両が保存されている群馬県沼田市林野庁森林技術総合研修所林業機械化センターで開催される。

 主催は、センターで保存されてきた車両を、2006年から1年近くかけて修復した「よみがえれボールドウィン実行委員会」(内田章会長)。1921年製の車両が「100歳」となった昨年、ペンキを塗り直すなどし、お披露目会を企画したがコロナ禍で延期になっていた。

 ボールドウィン置戸3号は米国製で、北海道置戸町の置戸森林鉄道で約40年間木材の運搬を担った。61年に廃線になり、69年からセンターで保存されている。

 イベントでは、他にも北海道や長野県を走った協三工業製43号機、ガソリンエンジンのホイットカム社製7号機など4両の森林鉄道車両を展示する。昭和30年代まで根利森林鉄道で活躍した「特殊軽量機関車」の木製レプリカの走行実演も行う。

 実行委による根利森林鉄道の調査結果も展示する。各地で同様の活動をする13団体による全国組織の設立総会も行う。星野尚司事務局長は「これからも地元の歴史を発掘しながら地域に貢献していきたい」と話す。

 申し込みは10日まで、先着80人。資料代2千円。問い合わせは実行委(yomigaere_baldwin@yahoo.co.jpメールする)。(星井麻紀)