北方領土にロシア本土から直行便 投資誘う狙いか、ロシア政府が検討
ロシアが実効支配する北方領土の択捉島とロシア本土を結ぶ直行便について、ロシア政府が年内の開設を目指して検討を始めた。インタファクス通信が8日伝えた。年内の開設を目指している。現在は本土から北方領土への直行便はなく、サハリンからの便だけだ。
観光客増への対応としているが、ウクライナ侵攻で経済の先行きが厳しくなっており、インフラ整備を進めて国内外の投資を誘致する狙いもあるとみられる。
極東担当のトルトネフ副首相が8日にサハリンで開いたクリル諸島(北方領土と千島列島のロシア側呼称)に関する会議で議論された。ロシア極東のウラジオストクと択捉島の紗那(しゃな)(ロシア名・クリリスク)に週2便以上を飛ばし、政府が補助金を出す可能性もあるという。
現在、北方領土に行くにはサ…