東京ディズニーリゾート、入園者抑える戦略へ 「体験価値上がった」

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益田暢子
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 東京ディズニーリゾートは、コロナ禍で休園や入場制限を余儀なくされた。4月に発表した中期経営計画では、入園者数の上限をコロナ禍前よりも引き下げる方針を示した。東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの吉田謙次社長は取材に、「長期的な成長を考えると引き下げは大事だ」として、コロナ禍が収束しても入場制限を続ける意向だ。

 吉田氏は、コロナ禍で入園者数を制限したことで体験価値は上がったと指摘する。「待ち時間も少ないので好きなアトラクションに乗れる。商品の購入を楽しんだり、レストランでゆっくり食事したりできる。キャストの効率的な配置もできた。(コロナ禍という)特殊な状況ではあったが、こういう変化が出るんだと実感した」と話す。いまの入園者数の制限の中身は公表していない。

 土日祝日や夏休みなどに、入園者数が集中することが課題だった。コロナ禍での対応をもとに再検討したところ、1日あたりの上限引き下げが今後の長期的な成長を考えると大事だとわかったという。

 いまは、1日あたりの入園者数はコロナ禍前の5割前後となっている。これを徐々に上げていくが、上限は具体的には決めていない。経営計画では2024年度の入園者数は2600万人で、過去最高を記録した18年度の3256万人と比較すると8割程度だ。「1日あたりの入園者数の上限をどう設定するかは体験価値と満足度の変化を見ながら見定めたい」

 人気だった年間パスポートはコロナ禍で販売休止が続く。吉田氏は「今の時点でやめたとかもうやらないということはない」とし、方向性は固まっていないという。

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 1日あたりの入園者数の上限…

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