ヤクルト1軍のコロナ計23人に NPBは12日から試合再開方針

藤田絢子
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 チーム内に多数の新型コロナウイルスの感染者が出ているプロ野球東京ヤクルトスワローズは10日、前日に実施したPCR検査で新たにコーチ、選手ら6人が陽性判定を受けたとして、10日午後6時からの阪神タイガース戦(神宮)を中止すると発表した。

 9日の阪神戦に続き2試合連続の中止となる。

 球団はその後、10日のPCR検査でコーチ、選手計3人が陽性判定を受けたことも明らかにした。

 9日以降に1軍で感染が公表されたのは、高津臣吾監督のほか、コーチ5人、選手15人、スタッフ2人の計23人。

 9日時点で1軍に登録されていた選手30人のうち、15人が陽性判定を受けているが、日本野球機構(NPB)は10日に開いたプロ野球12球団の臨時実行委員会で、12日の対中日ドラゴンズ戦(18時、豊橋)から試合を再開する方針を確認した。

 オンラインで取材に応じたNPBの井原敦事務局長は、「中心選手が隔離されており厳しいが、陰性を確認した選手でチーム編成を行い、12日から挙行する方針を確認した」と語った。

 球団は9日、高津監督、石井弘寿投手コーチ、高梨裕稔、清水昇、田口麗斗の3投手、松本直樹、内山壮真の2捕手、奥村展征、山田哲人、長岡秀樹の3内野手、丸山和郁、青木宣親、浜田太貴の3外野手とスタッフ1人の陽性判定を公表した。

 8日に山田と浜田が体調不良を訴えてPCR検査を受けたところ陽性が分かり、9日の定期PCR検査でさらに高津監督やほかの選手らの陽性が判明したという。

 10日には、9日の検査でさらに大松尚逸打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチ、衣川篤史バッテリーコーチ、中村悠平捕手、塩見泰隆外野手、スタッフ1人の6人が、さらに10日のPCR検査で佐藤真一外野守備走塁コーチ、大西広樹投手、宮本丈内野手の3人が、陽性判定を受けたことをそれぞれ発表した。

 多数の感染者が出たことについて井原事務局長は、「恐らく新たな変異株によると思われる。伝播(でんぱ)力が今までに比べて非常に速くて強い。感染対策を積み重ねていくしかない」と話した。

 濃厚接触者については、球団が特定のための作業を行っているという。(藤田絢子)