れいわ新選組は、東京や大阪など大都市の選挙区や比例区に計14人を擁立した。衆院議員3人、参院議員2人の小所帯から、衆参勢力で2桁に乗せられれば「他党の見る目が変わる」(山本太郎代表)と、獲得議席目標は「最大で8、最少でも3」。東京選挙区の山本氏を含めて複数議席の確保を確実にした。
山本氏は昨秋に当選したばかりの衆院議員を辞め、東京選挙区にくら替えして立候補。欠員はれいわの次点から補充されるため、党の議席数は減らない。知名度のある山本氏が比例でなく選挙区で勝負すれば、比例で獲得した議席を他の候補に回せる――。「奇策」とも言える手法で議席増をねらった。
選挙戦では「目立ってなんぼ」とダンスや盆踊りなどのイベントを行い、支持拡大を図った。街頭演説では聴衆からの質問に山本氏が答え続ける独自スタイルを展開した。
「目の前の生活がどうなるか…