安倍氏の訃報、宮内庁次長は「両陛下は心を痛めておられる」と拝察

多田晃子

 奈良市参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相が銃で撃たれて死亡したことを受け、宮内庁は11日、安倍氏の通夜に先立ち、天皇、皇后両陛下が侍従を通じ、通夜会場の東京・芝公園増上寺に生花などを贈ったと発表した。侍従が焼香した。

 同庁の池田憲治次長は同日の定例会見で、両陛下について「突然の訃報(ふほう)に接し、大変残念に思い、心を痛めておられ、ご遺族の皆様の悲しみを案じていらっしゃるのではないかと拝察している」と述べた。上皇ご夫妻についても「お悔やみのお気持ちをお持ちであると拝察している」と話した。

 また、安倍氏が首相として取り組んだ退位特例法の制定や代替わりの一連の儀式などを挙げ、「円滑な実施にご尽力をいただき、国民を代表して儀式に臨まれてこられた。感謝を申し上げ、逝去にあたりご冥福をお祈りしたい」と語った。(多田晃子)

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