この10年変わらぬ選挙構図、続く低投票率 津田大介さんが見た絶望

有料会員記事参院選2022

聞き手・渡辺洋介
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 選挙戦のさなかに安倍晋三元首相が凶弾に倒れる異例の展開となった今回の参院選。自民が単独で過半数を確保し、多くの野党が伸び悩む一方で、新興政党の台頭もあった。今回の選挙結果をどう受け止めればよいのか。SNSやネットに詳しいジャーナリストの津田大介さんに聞いた。

 自民、公明の両党が4割超の得票で大勝する。この大きな構図は直近10年間の国政選挙と変わっていない。ただ、安倍元首相に対する銃撃事件があってなお低投票率が続き、NHK党、参政党といった新興政党が議席を確保した2点からは、有権者の既存政党に対する絶望感が見えてくる。

 まず投票率の低さだ。元首相が殺害され、選挙への関心が高まってもいいはずだった。だが、ふたをあけてみると、投票率は戦後2番目の低さだった前回を約3ポイント上回る程度の52・05%だった。自民党の勝利は事前の情勢報道予測の範囲に留まり、元首相の死去は選挙結果に決定的な影響は与えなかった。これほどの事件が起きても、有権者の半数が投票所に足を向けない。有権者が政治的に鈍感になってはいないだろうか。

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 さらに投票に行った有権者の…

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