第14回「既にグレーゾーンの中」 勢い増す西方 竹本陸将が抱く危機感とは

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聞き手・牧野愛博
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 陸上自衛隊の西部方面隊は今、最も忙しい部隊だと言われています。活発に海洋進出を続ける中国と、ミサイル発射が活発な北朝鮮の最前線に位置するからです。最近ではロシアと中国が連携する動きも目立っています。最前線で何が起きているのか。陸上自衛隊西部方面総監の竹本竜司陸将に聞きました。

 ――現在、日本を巡る安全保障環境が大きく揺れ動いています。

 私が自衛隊に入隊したのは、ソ連のアフガニスタン侵攻翌年の1980年。今の状況は全く予想していませんでした。ソ連崩壊から米国への一極集中、同時多発テロによるゲリコマ(ゲリラ・コマンドゥ=少人数の部隊による後方攪乱(かくらん)や破壊活動)対応と時代は移り、ここ10年は中国の力が突出してきました。

 中国は元々陸軍国で、海洋進…

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