宮城・大崎市が公金102万円紛失、被害届 金庫番号60年間変えず

三井新
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 宮城県大崎市は11日夜、納税課内のダイヤル式金庫で保管していた公金102万円を紛失したと発表した。業務上横領や窃盗の疑いがあるとして、市は古川署に12日、被害届を提出した。

 市によると、なくなったのは固定資産税や軽自動車税として納められるなどした現金102万円。職員が最後に確認したのは8日夕で、11日朝に紛失に気づいた。金庫は旧古川市が1962年に購入。24人いる納税課の職員のうち、開ける番号をいま知っているのは6人だが、番号は60年間、一度もかえていなかった。金庫には他に小銭や通帳なども入っていたが、残されていたという。

 伊藤康志市長は12日の定例記者会見で、「市民の信頼を著しく失墜させ、心から深くおわび申し上げる」と述べた。(三井新)

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