第52回懸命に訴えても「記憶力に問題が…」 障害ある子の性被害、立件に壁

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編集委員・大久保真紀 藤野隆晃
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 関東地方に暮らす女性(48)が、重い知的障害のある次女(21)の様子がおかしいことに気づいたのは、次女が15歳、特別支援学校高等部1年のときだ。

 精神状態が悪く、学校でパニックを起こすなどしていた。

 そのころ、営んでいた飲食店に、目と鼻の先に住む60代の男性が毎日のように来ていた。

 長年の常連客で、次女をかわいがってくれていた。

 しかし、別の客から「2人が手をつないでいた」「おかしいよ」と耳打ちされた。

 次女に「見た人がいる」とたずねてみた。

 「子どもへの性暴力」第7部は障害のある子どもの被害について取り上げます。被害が発覚しても障害の特性から立件や立証が難しい現状があります。目を背けずに事実を知ることが予防や対策への第一歩と考え、被害の状況などを詳しく書いています。

半年間くり返されていた性暴力

 当時の次女の精神年齢は5歳…

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