警備「やり方あったんじゃないか」 安倍元首相・地元事務所に献花台

水田道雄
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 安倍晋三元首相の死去を受け、地元の山口県では県庁や下関、長門各市役所などに記帳所が設けられた。下関市の安倍氏の事務所には12日、東京都内で行われた葬儀に合わせて献花台が置かれ、花を供えて手を合わせる人たちの列が事務所の外までできた。

 市内の大西和夫さん(89)は「長いこと下関のために働いてこられた人。ありがとうございましたと呼びかけた」。事件当時の警備態勢については「もっとやり方があったんじゃないか」と怒りを表した。

 市内の60代の女性は「やさしくて自宅でニュースを聞いて泣いた。とてもショックだ」。事件については「憤りしかない」と、無念そうに話した。

 広島県福山市から車で来たという柏原豊さん(69)は2002年の拉致被害者の帰国にあたり、当時小泉内閣の官房副長官だった安倍氏が尽力した実績を振り返り「拉致被害者が日本に戻ってきたのは大きなことだった。安倍さんの思いをつないでもらいたい」と語った。

 事務所の献花台は15日まで、午前9時から午後5時まで開設している。後日、東京のほか下関市、長門市でも「お別れの会」が行われる予定。(水田道雄)