山口県教委が学校や市町教委に半旗掲揚の通知 安倍氏葬儀にあわせて

武井宏之 大室一也
[PR]

 山口県教育委員会が、安倍晋三元首相(自民、衆院山口4区)の葬儀に合わせ、国旗などの半旗を掲げるよう県立学校に求める通知を出し、県内市町の教委にも参考で伝えていたことが12日、わかった。県教委は「特定の政党ではなく、県選出の国会議員が亡くなったことに対するもので、『教育と政治は切り離すべきだ』との指摘にはあたらない」としている。

 県教委によると、通知は11日付で、「哀悼の意を表すため半旗掲揚すること」と、求めるメールを高校や特別支援学校などの県立学校宛てに流した。県が12日、県庁や出先機関で半旗を掲げており、県の施設として同様の対応をしたとしている。

 県教委からの通知を受けて、山口市教委も11日夜、市立の小学校33校、中学校18校(分校を含む)の校長に半旗掲揚への協力を依頼するメールを送った。メールに県教委の通知を添付したという。市教委は強要ではないとしている。武井宏之、大室一也)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません