日航機事故、来月37年 パパと家族を結ぶ柿の木の物語が舞台化

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安井健悟
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 1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故で夫を亡くした谷口真知子さん(74)=大阪府箕面市=が出版した絵本「パパの柿の木」を原作にしたミュージカルが10日、大阪市東淀川区内のホールで上演された。台本づくりや稽古に参加してきた谷口さんも鑑賞し、「絵本のおかげで、いろんな人との縁が生まれた」と喜んだ。来月12日、墜落事故から37年となる。

 ミュージカルは2部制で、計約400人が鑑賞した。

 谷口さんの夫・正勝さんは40歳で犠牲になった。絵本は、正勝さんと2人の息子、事故の5年前に自宅の庭に植えられた柿の木の物語で、2016年に出版された。ミュージカルでは、大人になった正勝さんの次男が自身の娘に絵本を読み聞かせる場面と、当時の回想シーンが折り重なるように進んだ。

 「その日、パパを乗せた飛行機は、茜(あかね)色の空の向こうに飛んでいきました」。37年前のあの日は夏休み期間中だった。息子たちとキャンプに出かけるなどした後、正勝さんは仕事で出張に行った。「僕たちはどうしてもパパがいなくなるとは信じられなかった」。次男がふさぎ込み、泣き続けた。家族みんなもうちひしがれた。

「パパからのプレゼントだよね?」

 そんな折、思いもよらぬ出来…

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