性暴力受けた女性記者に会って謝罪 長崎市長、敗訴の判決確定で

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寺島笑花
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 長崎市の男性部長(故人)から2007年に性暴力を受けた報道機関の女性記者に対し、田上富久市長は13日、東京都内で面会して謝罪した。性暴力をめぐっては、記者が市を訴えた裁判で、市に約1975万円の支払いを命じた長崎地裁判決が確定している。

 面会の冒頭、田上市長は「部長の行為は、職務上の立場を利用した公務員としてあるまじき行為であると重く受け止め、使用者として深くおわびする」と謝罪。「二次被害を防止するための注意指導を行うべきであったとの判断も重く受け止め、重ねておわびする」と陳謝した。

 加えて、記者に過失があったとの裁判での主張について、根拠がなかったと認め、「15年というあまりにも長い歳月にわたって苦しめ続け、記者として活躍する可能性を妨げたことについても、心からおわびする」と頭を下げた。

 5月の判決によると、記者は市の平和祈念式典に関する取材中だった07年7月、平和行政を担当する部長から同意がない性被害を受けた。部長は市の調査に「合意の上だった」と説明し、直後に自殺した。

 判決は、部長が取材に協力す…

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    中野円佳
    (ジャーナリスト)
    2022年7月15日13時40分 投稿
    【視点】

    先日、Asian American Journalists Associationがアジアの記者達向けに実施した調査で、日本の女性記者は9割が取材先や同僚からのセクハラに遭ったことがあるという回答結果がでていました。調査に回答した人が特に問