維新描けぬ「次の10年」 参院選伸長も「ポスト松井」にジレンマ

有料記事維新参院選2022

寺沢知海、新谷千布美 小手川太朗
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 昨秋の衆院選で躍進した日本維新の会は、参院選も比例票獲得で「野党第1党」の目標を果たした。党勢拡大基調にあるなか、結党から10年間、組織を率いた松井一郎代表(大阪市長)が辞意を表明した。新体制へと移行するが、維新はどこに向かうのか。

 「最低目標は達成した。反省すべき所はしつつも、前向きに受けとめたい」

 参院選を終えて2日後の12日午後。国会議員団によるオンライン会合後、藤田文武幹事長は会見で選挙結果をこう評価してみせた。

 改選議席数から倍増の12議席を獲得。特に比例区は、「野党第1党」の立憲民主党より100万票ほど多い約780万票を得た。

 国政進出から10年。昨秋の衆院選での躍進に続く結果で、上り調子に映る。

 だが、抱える懸念は大きい。党創設者の一人、松井氏が代表辞任を表明するなか、「次」の党の方向性や誰が率いるのか、道筋がみえないからだ。

党勢拡大「脱大阪」ジレンマ

 維新は、大阪府議の松井氏ら…

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    プチ鹿島
    (時事芸人)
    2022年7月16日12時10分 投稿
    【視点】

    参院選では大阪選挙区(&京都)を4泊5日で見てきました。目的の一つが「地元での維新」を見ることでした。 この記事の中で、 《国政政党として「国家観」を打ち出そうと、参院選公約では「核共有」議論の提起、公示直前には憲法9条の改正草

参院選2022

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