「ガスト」「バーミヤン」値上げへ 平均5% 価格に地域差も
すかいらーくホールディングス(HD)は14日、運営するファミリーレストラン「ガスト」など5ブランドの飲食店で、全体の約半数にあたるメニューを平均約5%値上げすると発表した。今月中旬以降、順次引き上げる。
「ガスト」と中華料理の「バーミヤン」については、これまで全国で同じだった価格に地域ごとの差をもうけ、東京や神奈川などに比べてそれ以外の地域は値上げ幅を抑える。
ガストは28日に値上げし、東京や神奈川、愛知や大阪など9都府県にある「都市型」の785店舗と、それ以外の538店舗で商品によっては価格を分ける。「トマトソーススパゲティ」は都市型で11円上げて560円(店内飲食時の税込み)、それ以外では1円高い550円にする。一方、「チーズINハンバーグ」は都市型もそれ以外もすべての店舗で70円高い769円にする。
21日に値上げするバーミヤンでも、関東中心の10都県の290店舗と、それ以外の66店舗で価格を変える。「本格焼餃子(ぎょうざ)(6コ)」は10都県で11円高い285円にする一方、それ以外の地域では今の274円で据え置く。「レタスチャーハン(スープバー付き)」は10都県で17円上げて615円、それ以外で6円高い604円にする。
このほか、「しゃぶ葉」は14日、「ステーキガスト」は21日、「ジョナサン」は28日にそれぞれ値上げに踏み切る。
肉類や食用油をはじめとした原材料の価格が上昇し、物流費も高騰していることが理由だと説明している。
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