尾瀬高に水大賞で環境大臣賞 県内の高校で初の快挙

星井麻紀
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 群馬県立尾瀬高校(沼田市)の自然環境科が、水に関わる様々な取り組みを顕彰する「第24回日本水大賞」(日本水大賞委員会、国土交通省主催)で環境大臣賞を受賞した。県内の高校で初の快挙で、同校の生徒4人が12日、前橋市の県教育委員会を訪れ、平田郁美教育長に報告した。

 自然環境科は「『自然との共生』を図ることのできる人づくり」を目標に1996年に設置された。豊かな自然に囲まれた環境を生かし、実習に力を入れている。今回の受賞も、設置以来続けている尾瀬国立公園での調査を始め、吹割の滝や武尊山での動植物調査▽片品村牛の平地区での水生生物の保全活動▽片品川での水生生物観察と川遊びを通した地域との交流――など、生徒たちが様々な観点から水と自然を見つめてきたことが評価された。

 平田教育長に受賞内容を説明した3年の小宮晴太さん(17)は昨年、尾瀬ケ原の水に含まれるマイクロプラスチックについて調査し、ほぼ汚染がないことを発見した。「以前は尾瀬はごみであふれかえっていた。結果を見て、ごみの持ち帰り運動など自然保護の様々な歴史が詰まっていると感じた」と活動を振り返った。飯塚遙香さん(17)は「私たちの成果だけでなく、(科ができてからの)26年間の成果だと思う」と受賞を喜んだ。

 平田教育長は「みなさんの努力が実を結んで、すばらしい経験ができたと思う。とにかくすごい」とたたえた。(星井麻紀)