「ちりも積もれば山に…」 金属換金目的? 公園で蛇口盗難相次ぐ
中沢滋人
北海道帯広市内の公園で6月下旬以降、水飲み場の蛇口などの金属部品が盗まれる被害が相次いでいる。14日現在で盗難被害は13公園・26点にのぼる。道警帯広署は、金属部品の換金目的の連続窃盗事件とみて調べている。
署によると、最初の被害は6月26日早朝。市中心部の緑ケ丘公園テニスコートと共親児童公園の水飲み場で、水が噴き出ているのを通行人などが発見し、警察に届け出た。いずれも、金属の蛇口部分が工具のようなもので丸ごと外されていた。その後7月9、11、12、13日と続けて被害が判明。いずれも未明の犯行とみられる。
署では、取り外した蛇口を部品として転売するなどの目的で盗んだとみている。署によると、金属部品の業者買い取り価格は1キロ数百円程度といい、「一つが少額でもちりも積もれば山となる。同一犯が連続して盗んだ可能性がある」とみている。
被害にあった緑ケ丘公園では…
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