白雪姫に毒リンゴ、殺人未遂罪に問われた王妃は有罪?それとも無罪?
小山裕一
白雪姫に毒リンゴを食べさせて殺そうとした疑いで逮捕、起訴された王妃は有罪か、それとも無罪か――。静岡地裁が夏休み中の8月12日に小学生を招き、殺人未遂罪に問われた王妃を裁く想定で、模擬裁判を開く。
模擬裁判では本物の法廷を使い、小学生が裁判官役と検察官役、被告の弁護人役に分かれて公判を進める。本物の裁判官や検察官、弁護士も立ち会い、小学生たちに助言。裁判官役の小学生の合議で、王妃に判決を出す。
静岡地裁の設定では、森で暮らしていた白雪姫は毒リンゴを食べさせられたが、偶然通りかかった隣の国の王子に助けられ、奇跡的に一命を取り留めた。王妃は逮捕された当初から容疑を否認しているという。
小学生向けに作った「号外」風のチラシでは「この夏、熱い裁判になりそうである」と締めくくった。静岡地裁の担当者は「童話なら小学生になじみがあり、本物の裁判のようになるのではないか」と話す。
模擬裁判のほか、裁判官や検察官、弁護士への質問コーナーなどのイベントも含めて8月12日午後1時半~午後4時。対象は小学4~6年生20人で、保護者の同伴が必要。電話で静岡地裁総務課広報係(054・251・6241、先着順)に申し込む。(小山裕一)