青森ねぶた祭、前夜祭中止 「ラッセラー」はマスクで、食べ歩き禁止

古庄暢
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 3年ぶりに開催される青森ねぶた祭(8月2~7日)について、主催団体の青森観光コンベンション協会などでつくる実行委員会は14日、最終的な実施計画を決定した。新型コロナ対策のため、1日夜に予定していた前夜祭は中止とする一方、沿道での飲食については、観客席での黙食を条件に認めるとした。

 実行委は、3月に祭りの開催を決定。感染対策として、ねぶたの渋滞による観客の密集を避けるため、今年は新町通りの交差点を出発点に、左回りでルートを1周する「順次スタート方式」をとることにした。

 ハネトも抽選による事前登録制とし、当日参加は受け入れない。

 この日の実行委では、3月に示された運行方法で実施することが了承された。一方、大型ねぶたのお披露目やおはやしコンテストなどの開催を予定していた前夜祭については、人の密集が避けられないとして、中止が決まった。

 ハネトについても、運行中のマスク着用を原則とし、「ラッセラー」のかけ声は着用時のみ可能とする。実行委によると、事前登録への応募は、12日時点ですでに9700人を超えていて、応募枠(2250人)の約4倍に達しているという。18日まで募集しており、実行委は20日に抽選結果を発表する予定だ。

 一方、沿道での飲食店などの露店の出店は、許可することにした。観覧者については、食べ歩きは禁止とした上で、観客席での黙食を呼びかけるという。

 会議後、奈良秀則委員長は、コロナの感染が県内で再拡大していることについて報道陣から問われ、「現時点で祭りの見直しは考えていない」と断言。「実行委として(対策を)やれることはやるが、観覧者にも自己責任の意識を持って欲しい」と述べた。(古庄暢)