1億5千万円「自腹」で幕引き図った元会長、願いかなわず態度一変

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高嶋将之、山口啓太
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 「私の役職を鑑みて、とにかく穏便に済ませてほしいというのが私の願いです」

 2020年11月、東京都千代田区の全日本私立幼稚園連合会。不正経理の追及を受けた会長の香川敬容疑者(70)=業務上横領容疑などで警視庁が13日に逮捕=は「1億5千万円の補塡(ほてん)をして、事なかれで辞めさせてください」と「勇退」を申し出た。条件は、「刑事告訴をしないこと」。

 後に判明する使途不明な出金が約6億円にのぼったことを考えると、1億5千万円での「手打ち」は受け入れがたいと言える取引だった。連合会は4カ月後に刑事告訴を行い、その後損害賠償を求める民事訴訟も起こした。

 裁判所に提出した資料には、当時のやりとりが詳しく残されている。

不正への関与を否定した香川氏。記事の後半では、「隠蔽工作」を裏付けるLINEメッセージの詳しいやりとりも紹介しています。

 「山口県公安委員長ですので、表沙汰になって辞めるとか、それこそ新聞沙汰になるとか……」

 香川氏はこう言って「放免」…

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