「住宅ローン返済しません」中国で急増 恒大など工事未完成で

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北京=西山明宏
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 中国各地でマンションの購入者が、住宅ローンを払わないと警告する事例が相次いでいる。不動産会社の建設工事が滞り、住宅が手に入らなくなったためだ。住宅融資の不良債権化が顕在化したことで、金融不安や行政への不信を招きかねないと当局も対応に乗り出した。

各地で騒動に

 「10月20日までに工事を再開しなければ翌月から住宅ローンを返済しない」。中国メディアは7月に入り、江西省景徳鎮市でマンションの購入者らがこんな文章を6月末に公表したと報じた。経営難に陥っている中国不動産大手・中国恒大集団系列の不動産会社が販売したマンションの建設工事が同月初めに停止したことが理由で、声明は地元政府にも送付された。

 中国メディアによると、湖北…

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