• アピタル

第2回臓器移植用のブタ、米ではもうビジネス競争? 「異種移植は希望だ」

有料記事

マイアミ=合田禄
[PR]

 米南東部のリゾート地マイアミビーチに近いマイアミ大学のマイアミ移植研究所。

 移植外科医、ジョセフ・テクターの研究室には、分子レベルで細胞を操作するための機器がところ狭しと並んでいる。

 准教授のジョセ・エストラーダは、特殊な機器の前で身ぶり手ぶりを交えて語った。

 「ここでは異種移植で最も難しい部分の一つ、『核移植』をしている。そして胚(はい)まで育て、同じ施設内の隔離された部屋でブタが育てられるのです」

 「核移植」は、受精卵に含まれる遺伝子を取り換え、研究者がねらった通りの遺伝子を持つブタを誕生させるためのカギとなる技術だ。

連載の2回目では、異種移植に使う臓器を「製造販売」しようとしているバイオ企業「Makana Therapeutic(マカナ・セラピューティクス)」を訪ねました。メリーランド大学が実施した心臓移植のためのブタを提供したのとは別の会社ですが、米国で最も早く遺伝子改変ブタの腎臓移植を実現すると目されていたベンチャー企業の一つです。

この記事は有料記事です。残り4320文字有料会員になると続きをお読みいただけます。