軟式仕込みの「足」使った初采配 見事だった近大新宮 高嶋仁の目

智弁和歌山・前監督
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高嶋仁の目

(15日、高校野球和歌山大会 近大新宮7-4紀北工)

 硬式野球部の監督として、夏の大会初采配となった近大新宮の産屋敷秀信監督ですが、近大新宮中学校の軟式野球部を長い間指導してきた経験を生かした、見事な采配でした。

 硬式に比べて球が飛びづらく、なかなか点が入らない軟式野球では足を使うことが重要。紀北工戦でも隙があれば次の塁を狙うことが徹底されていたように思います。二回は敵失で二塁に進んだ音在陽斗君(3年)が三盗し、佐武雄二郎君(3年)の犠飛で追加点を奪いました。足の速い選手をうまく使っていました。

 近大新宮の先発大槻虎生君(2年)は二回は力みからか、真ん中に球が集まってしまい連打を浴びましたが、それ以降は力が抜けてコーナーにうまくコントロールできていました。八回から登板した岡良将君(2年)も縦の変化球が決まって、継投策もはまりました。

 二回の連打を浴びた場面は、捕手の白井温起君のアドバイスがもう少しあればと思いましたが彼も2年生。どんどん経験を積んでほしいと思います。楽しみなバッテリーです。

 紀北工もヒットエンドランを使ってたたみかける積極的な攻撃がよかったです。さらに強くなると思います。2年生が多いチームなので、これからが楽しみです。

 直接的な交流はこれまでありませんでしたが、産屋敷監督は日体大の後輩です。戦いぶりを注目していきたいと思います。(智弁和歌山・前監督)

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