「賛成」「反対」安倍元首相の「国葬」受け、都民が語った理由とは

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滝沢貴大 武田遼 笠原真
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 奈良市での街頭演説中に銃撃されて、死亡した安倍晋三元首相。その「国葬」を今秋に行うと、岸田文雄首相が14日に表明した。戦後では、1967年の吉田茂元首相に続く2例目と、極めて異例。表明から一夜明けた15日、都内ではその適否や理由、決定のタイミングなどを巡って、様々な声が聞かれた。

 若者の街・渋谷。駅前のスクランブル交差点では、傘を差して足早に歩く学生らの姿が多く見られた。

 「国葬には賛成です」。東京都世田谷区の男子大学生(19)は屋根の下で雨宿りをしながら言った。子どものころ、テレビに映る首相と言えば安倍氏だった。政治に興味は薄いものの、歴代で最も長く在任した事実や、今回の報道などを見ていると「実績も残したと思う」。安倍政権が進めた経済政策アベノミクス」を始めとする政策の恩恵を受けたと感じたことはないが、「人生のほとんどが安倍政権。安倍さんには愛着がある。税金を使ってでも送るべきだ」。

 神奈川県三浦市の男子大学生…

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