中銀カプセルタワー、居室を取り外し搬送 寄贈や宿泊施設に再利用も
斉藤寛子 磯部征紀
今春から解体が進む東京・銀座の「中銀(なかぎん)カプセルタワービル」で、取り外されたカプセル型の居室の搬送作業が16日午前、始まった。状態のいい二十数個を順次運び出し、整備した後、美術館に寄贈したり、宿泊施設として再利用したりする予定という。
この日は午前9時ごろ、保管していたカプセル型の居室をクレーンで下ろし、トレーラーに積み込んだ。
ビルの「保存・再生プロジェクト」代表の前田達之さん(55)によると、カプセルは千葉県内の倉庫に運び、内装や照明を完成当時の状態に整備するという。その上で、国内外の美術館に寄贈するほか、商業施設や宿泊施設で再利用される予定という。
空に向かって四角いブロック…
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