なぜ、東スポがギョーザを売るのか 編集局長が語った真面目な理由
松尾一郎
競馬、プロレス、ときにはUFOやネッシーまで独自に報じる夕刊紙「東京スポーツ」(東スポ)。新聞発行の傍ら、東京スポーツ新聞社が販売に力を入れるのが冷凍の「東スポ餃子(ぎょーざ)」だ。目標に掲げる事業の売上高は「年間1億円」。平鍋幸治取締役編集局長(56)に思いを聞いた。
「東スポ プロデュース」
「溢(あふ)れ出す肉汁」
今月15日、札幌市役所で配られた東スポ餃子のチラシには、そんな「見出し」が躍っていた。同社は6月、新型コロナウイルス対策にあたる市職員向けに、東スポ餃子90人分(27万円相当)を寄贈。それを受け、感謝状を贈呈する場だった。
緊張の面持ちで感謝状を受け取ったのは、編集局長の平鍋さん。なぜ冷凍ギョーザなのか、率直に尋ねてみた。
「縮小傾向は避けられない…
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