第1回3歳で漢字、小4で英検準1級 IQ154が泣いて苦しむ小学校生活
阿部朋美 伊藤和行
学校には週に何度か行く。
学校に行かない日は美術館に行ったり、パソコンで映像作品を作ったり。
学校のルールになじめずに泣き、悔しい思いをしてきた。
そうして、見つけたのが「選択的登校」というかたちだ。
東京都に住む小学5年の小林都央(とお)さん(10)は、体調や時間割をみて週に3日ほど学校に行く。
都央さんにとって学校は「ありのままの自分でいられない場所」だ。
ヘアドネーション(髪の寄付)のために2年間伸ばしている長い髪。トイレに入ると、「なんで女子が入ってくるんだよ」と言われた。
好きな組み合わせで履く左右違う色の靴下を「おかしい」といじられたこともある。
連載「ギフテッド 才能の光と影」はこちら
特異な才能を持つ子どもたちを指す「ギフテッド」。「神から授けられた」という意味の英語が語源です。ただ、「光」の強さの分だけ「影」もあります。日本でも、当事者への支援をめぐる議論が始まっています。
日曜の深夜に嘔吐、うなされる夜も
漢字は3歳ごろから路線図で…
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