第2回「このままではだめに…」と閉鎖病棟へ 36歳で知ったIQと居場所

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伊藤和行
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 小学生のころ、よく仮病で学校を休んだ。

 退屈な授業。

 一度読めばだいたい理解できる教科書。

 なのに先生は、同じことを黒板に書いたり説明したりする。

 授業中はプリントの裏に落書きをして時間をつぶした。鉛筆回しもよくやった。先生には「態度が悪い」とよくしかられた。

連載「ギフテッド 才能の光と影」(全6回)はこちら

テストはいつも満点だったのに、大学に進学できず、親に言われるままに公務員になった女性。「ギフテッド」について知ったのは36歳の時でした。苦しんだ年月を経て、見つけた居場所、そして、いま願うこととは――。

 勉強はしなくても、テストはいつも満点。通知表は、体育以外はすべて「5」。

 同級生には嫌われた。

 無視され、工作でつくった作品を隠された。遠足の班分けは、いつも自分だけ最後まで残った。

 中学ではもっと孤立した。

 同級生が話すアイドルや恋愛…

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