第1回「自分だけ優位と思うのは大馬鹿」 美輪明宏さんがいさめる核と侵攻

有料記事核といのちを考える

聞き手 西岡矩毅
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歌手・俳優 美輪明宏さん

 ロシアのウクライナ侵攻。テレビのニュースで見ています。

 やはり、一人の人間に権力を持たせることの恐ろしさです。完全な人間はいません。私的な欲望とか夢を個人的に果たそうとするわけです。ヒトラーもそうですし、プーチン氏もそう。

 ピョートル大帝(ロシア皇帝ピョートル1世)っていう王様がいらしたでしょ。17世紀末から18世紀にかけて領土を拡大し、ロシアを大国に導いた。プーチン氏がその話をしているのを聞いたことがある。

 ピョートル大帝のように、将来に語り伝えられるような功績を残したいという欲があるんじゃないか、と思ったんです。

 でも、人を殺したからって何になるんです。なんの得になるんでしょう。土地は自分のものになったりはしません。

プーチン氏はなぜ無辜の群衆を泣かせているのか

「ヨイトマケの唄」のヒットで知られる歌手で俳優の美輪明宏さんは長崎市出身。10歳の時、爆心地から3.9キロの自宅で被爆しました。そんな美輪さんが、核兵器を使う愚かさと平和を唱え続ける尊さを語ります。

 1千年、2千年、生きるんだったら別ですよ。でも、たかだか100年に過ぎない命ですもの。無駄なことをしてるんです。

 地球は一つで狭いわけだし…

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