倉吉総合産、鳥取大会初の継続試合制す 3年連続同じ相手との初戦
(17日、高校野球鳥取大会2回戦、倉吉総合産6―1倉吉東)
16日の試合途中での雷鳴で鳥取大会初の継続試合となった倉吉東―倉吉総合産戦は、2020年独自大会から3年連続して初戦で顔を合わせる「因縁」の一戦でもあった。倉吉総合産が逆転を許さず、昨年に続いて連勝した。
試合は倉吉総合産の1点リードで再開。五回の相手の攻撃から始まるため、定常弘顕監督はワンチャンスで展開が変わり得ると警戒し、「立ち上がりにスキを作るな」と選手に指示していた。エース伊藤愛希君(3年)について、前日は硬さを感じていたというが、「きょうはリラックスできていた」と好投をたたえた。一方、独自大会で優勝した倉吉東は一度もリードを奪えず初戦敗退。好川颯太主将(同)は継続試合の影響はなかったとし、「チャンスに1本出ず悔しかった」と声を詰まらせた。(清野貴幸)